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4. フロントエンド またまた古い話ですが、1919年にスーパーヘテロダイン方式が発明されて以来、素子が真空管からトランジスター、FETとなり、エアバリコンからバリキャップダイオードと変わったくらいで、FMチューナーの中で最も変化が少ない部分です(図2)。 |
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試しに1969年5月に発売されたFMチューナーのフロントエンドと、昨年発売されたフロントエンドの回路図を見比べてみると良く理解出来ます(図3、図4)。 回路図にしてしまうと、どのFMチューナーも似た様なものです。しかし、その性能は驚く程違いますが、性能定格にはその性能を適切に表す項目がなく、まだその違いは良く知られていません。ただ、評論家の黒川晃先生の文中には正確に性能の違いが述べられています。回路図にしてしまえば同じように見える部分で、性能を改善して行くわけですから、ほとんどノウハウに属する技術となってしまい、地道な研究が必要な部分といえます。この性能の違いは黒川晃先生の文章にお願いし、デジタルシンセサイザーチューナーについて触れてみます。 フロントエンドの構成は図2のとおりです。FMチューナーは76MHz〜90MHzを受信します。このため、例えば82.5MHzの放送局を受信する場合、スーパーヘテロダイン方式なので82.5MHzを10.7MHzに変換するのに必要な局発発振周波数は71.8MHzとなります。同様に76MHz〜90MHzを受信するために、局発部は65.3MHz〜79.3MHz |
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を発振させる必要があります。この14MHzを可変させるには図5のようにバリキャップダイオードに印可する電圧を変化させます。この電圧を発生させるために、局発部の周波数と水晶発振器周波数を位相比較し、その誤差を補正するようにします。しかし、この方法では76MHz〜90MHzを100kHzごとに受信するためには、140個もの水晶が必要になります。このため実際には図6の構成となっています。制御回路からプログラム分周器に指示が行き、局発部と水晶発振器とが25kHzの周波数で位相比較され、水晶発振器1個で76MHz〜90MHzを受信出来るようになっています。この方式が性能、音質に影響を与えるのです。 |
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