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ジッター05

図2、HC49USの等価回路をInverterと組み合わせて発振を確認します。InverterにはBufferなしのゲインの小さい(30dB程度)74HCU04などを使用します。発振に必要なゲインが得られればゲインは少ない方が純度の高い周波数が得られます。Buffer付きやNANDなどはゲインが高過ぎ純度が低下し、異常発振を起こす可能性があります。

InvXtal
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グラフ3はこの回路の発振波形です。半導体の入力容量などの影響で59ppm周波数が変化します。音楽を聴くには支障のない範囲と言えます。精度ではRb発信機に及びません。確実に16.9344MHzを得るためには、水晶振動子の微調整が必要です。

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グラフ3

発振用のInverterは、信号処理ICやDACなどに装備され利用されることがありますが、周波数純度の面から使用は避けるべきです。単独で74HCU04を用いるか電源をつなげるだけで周波数が得られる水晶発振器の使用をお勧めします。DATAを扱うICでは、DATA処理による電流変化がサブストレートの電位を変化させ、発振回路に干渉を与えジッターを発生させ音質の劣化となります。また、発振回路の電源はぜひともシャントレギュレータを採用下さい。

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