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KT-1000復活 02

Lock、Stereo表示は、小型電球のフィラメント断線です。電球は入手困難あのでLEDに置き換えます。高輝度、広照射角白色のOSWR4356D1にしました。幸いこの表示はDC点灯ですので820Ωの電流制限抵抗を挿入します。

IndLED1
IndLED1

好みで、Lockに青LED、Stereoに赤もしくは橙LEDにすると、くっきりした表示になります。

ここまで修復してきて、Lockは点灯しっぱなし、Stereoは点灯しません。Q44がOFFになるとLock消灯します。Q33は、希望局±75kHz以下になるとMuteを解除します。Q32は、チューニングノブに触った時、Lockを解除し消灯させます。確認すると、Q32、Q33はOFFし、Q32 cはHiとなりますが、電圧が不十分でQ44はOFFしません。対策は、R302給電を、Q44 e側に移します。これで、Lockが消灯するようになりました。設計・製造時は回路図通りで動作していたはずですが、マージンが少なかったようです。

Stereo点灯せずは、VCOを84MHz, Mono無変調を受信させてノイズのない検波信号をMPX入力しフリーランを確認します。MPX ICのVCOは通常76kHzですが、KT-1000はサンプリングホールドMPXなので、HA1123Wを2個使用し、IC12は、304kHzのVCOです。IC12の出力には、2分周された152kHzが出力され、IC17 D-FFでさらに2分周した76kHzをIC11に入力し、PLL VCO制御電圧をIC12に戻しLoopを構築するという大変複雑な構成です。確認すると、304kHzの倍以上高い周波数を確認しました。どうやら、C160, 270pFスチロールコンデンサが機能していないようで、交換した所正常な周波数となり、PLLがLockし、Stereoが点灯しました。

VCO1
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