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KT-1000音質改善 03

10.7MHz IF周波数からパルスカウント検波の動作周波数1.965MHzに変換する第二局発はTR7020に内蔵されています。Pin8が単独の電源供給で3.3mA消費します。シャントレギュレータを追加します。L15削除。C28: 0.01uFを1000pFに変更。

若干静けさが増しましたが、改善はわずかでした。TR7020に内蔵された第二局発は音質劣化要因となる干渉が少ないと言えます。

ndOSCPS1
ndOSCCircuit1

もう一箇所、MPX38kHzを生成するPLLが気になります。一般的な方形波スイッチングMPXよりサンプリングホールドMPXは、Digital Format同様38kHzスイッチング信号にJitterが重畳し干渉する可能性があります。HA1123W二個(IC11、12)を使ってPLLを構成しているのでまとめてシャントレギュレータから給電します。IC 二個で56mA消費します。R182: 100Ω削除。C163: 100uF16Vを1000pFに変更。IC11とIC12のグランドパターンの中間でレジストを剥いでGNDを接続。38kHzスイッチング信号のJitterが減少した様で、低域の伸びと解像度が改善されました。この改善はDACのJitter低減と同じ傾向です。

MPXPS1

ここまでで、KT-80より帯域・解像度は上回りましたが、一枚ベールがかかった印象でまだ改善する余地を感じます。

回路図を確認すると、サンプリングホールドするためのドライブアンプの電源供給にR154,156: 100ΩとC142,145: 100uFによるデカップリングが構成されていますこの機種の設計時には、音質劣化の要因とは認識せず、回路を安定させる有効な手法と疑いを持ちませんでした。D-3300Tの開発時にデカップ時定数が可聴帯域内にあると音質を阻害する要因になるとわかり、抵抗器の代わりにフェライトビーズを採用し時定数を可聴帯域外にしました。その後フリーになってから、シャントレギュレータが音質向上に有効であることを知り、今に至っています。

100Ω100uFの時定数は15.9Hzと高く、音色に影響を与えます。短絡的考えると、削除するべきですが、残念ながら発振してしまいます。デカップの効果を失うことなく電源の変極点持たせないため、シャントレギュレータに置き換えます。+電源は15V三端子を追加しましたが、-電源は用意していません。元の安定化電源は±13.5Vありますので、R154,156: 100Ωの代わりにシャントレギュレータで±10.5V出力させます。C142,145: 100uFを1000pFに交換します。

CompDrive2 CompDRPS1

100Ω100uFの時、±12.7Vでした。電圧が±10.5Vになったことで、ダイナミックレンジが不足するのかを確認します。R151, 152の交点で出力を観測します。75kHz(100%)時に3.2Vp-pです。任意の10分間の波形です。各局ともプリエンファシし込みで変調度はよく管理されています。NHKで100%を超える瞬間がありますが、飽和することはなく十分なマージンがあります。FM放送でコンプレッサーの使いすぎという議論があります。この帯状の波形でどの程度使われているかがわかります。最も使っているのがInterFMで、J-Wave、FM東京、NHKと少なくなっています。音量もInter FMが大きく、NHK FMが小さく聞こえます。流石にInter FMは、やり過ぎ感じます。

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