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KT-80リニューアル 07<追記>

 

もう一つ音質改善できましたので紹介します。今年の暑さで、D-3300Tの調整がずれてきたようで、ステレオ動作しなくなる症状が出てきました。久しぶりにKT-80を聴き始めて、中低域・低域の焦点が合っておらず不明確、再低域まで伸びておらず力強さが不足していることが気になりました。再度、低域資産周波数の設定を見直しましたが、原因が見当たりません。回路図を眺めて、AFCで干渉が起き音質劣化を招いている可能性に気がつきました。AFCは検波器出力電圧が一定となるよう局発の周波数を制御する方式で、発振回路に付加したバリキャップダイオードに検波器電圧を帰還させます。可聴帯域成分が残っていると、FM帯域を狭めるFM帰還やL-02T・L-03Tに使われたノンスペウトラムIFシステムと似た動作になります。昔からAFCは音質阻害要因と言われていたことも思い出しました。バリキャップダイオードに印加する電圧は、可聴帯域成分をLPFで抑圧する必要があります。KT-80のAFC回路です。オペアンプによる反転DC増幅回路です。Q4は同調操作時はAFCをOFFさせ、TUNED点灯後にAFCをONさせる制御スイッチです。この先、バリキャップダイオードの手前にC72, 22uFのフィルターがあります。

AFC

特性をシミュレーションすると

AFCLPF1

赤線で20Hzで-26dB減衰しています。FM帰還としてシミュレーションできないので、この減衰量が十分かどうかは、減衰量を増やして比較します。減衰量を増やすには、R73, 470kΩに容量を並列に追加し、高域の帰還を増やします。手持ちに100uF両極性があり、これでシミュレーションすると、青線で赤線より-75.5dB減衰を増やすことができます。

対策により、気になってた低域の音質が改善できただけでなく中高域もスッキリしました。

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