Logo Profile Link
Contact
Coments

Trans Linear Bias AMP 03

この動作を行う回路は、

TLBCircuit1

電源電圧は±12V〜±35V、ゲイン26dB程度(計算ゲイン25.3dB)を想定します。TLB部のGainはほぼ1で、電圧増幅段が必要です。ディスクリート半導体で構成することも可能ですが、今回はTLB部の検討が目的なのでオペアンプADA4700-1( https://www.analog.com/media/jp/technical-documentation/data-sheets/ADA4700-1_jp.pdf )を採用しました。一般的なオペアンプの耐圧は高いくても±22Vですが、これは±50Vまで使えます。LTSipceのComponentに準備されており、確実なシミュレーションが出来ます。

TLBの心臓部のQ1‾4は、二つのトランジスターが収められているDualトランジスターが望ましいのですが、今は入手が困難です。熱の均衡を考慮し小さく組めるチップ部品にしました。Q1, 3は、2SC2712、Q2, 4は、2SA1162。

終段(Q10,11)は、定格に余裕がありすぎとなりますが。SpiceModelが用意されている、2SC5200N、2SA1943N。終段の電流を監視するQ9, Q12も同じものです。

ドライバも、同様な理由で、TTC004B、TTA004B。

TLBに終段の動作を伝える、Q5, Q6のC-Eには、<電源電圧-1.2V>の電圧が加わりますので、12V耐圧の2SA1131、2SC3324。

KiCADで回路図から基板レイアウトを作成し、冒頭の写真となります。

組み上がった基板は、念の為±12Vで通電し、DCチェック、増幅作用を確認し、所定の電圧で動作させます。

FR Previous HOME1 Next FF
Link Contact FR Previous HOME1 Next FF