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CEC TL51X音質改善 01

tl51xf

http://www.cec-web.co.jp/service/pastproducts/tl51x/tl51x.html より

多くのCD機器の中で唯一ベルトドライブメカを採用し、アナログに近い音がすると定評のあるCEC TK51Xの音質改善依頼を受けました。依頼主から「くっきりとした質の高い音だと思います。ただ、どこかの帯域(たぶん高域)でザラつきがあるようで、楽曲に深く没入できないような、落ち着きのなさを感じます。上質な装置でLPをかけた時のような芯の強い中にも、しっとりとした滑らかな音を感じられないでしょうか」とのことです。

機器が届き試聴したところ、巧く整理されていますが細かいニアンスが省略された焦点が曖昧な印象で、空間性の再現がやや不足しています。特に空間の上下方向はヌケ感や開放感に欠け天井が低い印象を持ちました。おそらく依頼主が物足りなく感じた印象に共通すると思われます。全体の印象は良くまとまっており、良い評価が得られていることに納得ができます。しかし、改善すべき音も残っています。製造元に問い合わせ回路図などの資料を見せて欲しいと連絡しましたが、何の回答ももらえませんでした。仕方ないので現物を見ながら確認に入りました。

ケースを外すと、正面から見て右側(写真の下)に電源トランスと基板があります。CDメカからの信号処理の主基板と端子基板がメカの後ろ(写真上左)があり、パネルの内側に操作と表示基板があります。DACを装備したTX51XLの場合、写真の上にあるカバーの中にDAC及びAUDIO基板が装備されるようです。

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