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AA-1(LM3886 AMP)製作 01

旧ホームページで2006年に紹介したPower IC LM3886 AMPをリニューアルしました。スイッチング電源を採用したことが特徴です。

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LM3886は、TIに吸収されたNational Semiconductorが開発した申し分のない性能・音質のICで、数多くの製作例があります。もう販売されていませんがJef Rowland がModel10に3パラレルBTLで採用したほどです。前回、製作は、考案しましたグランドラインhttp://www.audillusion.com/audillusiongnd1.html#GND1により、しばらくは満足して使用していましたが、徐々に低域と中高域の質感の違いが気になり始めました。どうやらトランス方式の限界で、長年量産機種の設計をしてきて、同様の違和感を抱いていました。量産の場合は、平滑電解コンデンサーを特注することで切り抜けてきましが、アマチュアでは、手に入るものの中から選ぶ以外に方法はありません。また、容量を必要以上に大きくするとく、低音の量感は豊かになりますが反応が鈍くなりがちで、中高域との音色の違和感がさらに増えることもあります。

どのようなことを言っているのか簡単に説明します。商用電源は50/60Hzです。必要な電圧にトランスで変換し整流します。半波整流と言う方法もありますが効率が悪く、元電源の波形歪みも大きくなるので使われなくなり、全波整流です。全波整流すると100/120Hzで平滑コンデンサに充電し直流を得ます。この電力が増幅器(パワーアンプ)を駆動します。増幅器で例えば低域55Hz(青線)と中域550Hz(赤線)を増幅した時をシミュレーションします。

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