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TLBの特徴 5

Push-Pullの問題

Base電圧を0V~1V変化させエミッタ電圧は、一致しません。

PNPとNPNで音色が同じなのか疑問があります。異なる音色と考える方が妥当と思われます。OP AMP ICも同じことが言えますが、物理的な寸歩はu/mmオーダーで、同一サブストレイト上にNPNとPNPが構築されており音色の違いはディスクリート半導体よりはるかに少なく、出力電力も小さく話題になっていないと思います。

真空管アンプのPush-Pullは、素子は同一特性ですが距離は10cmオーダーで離れています。出力トランスの音色もありますが、Singleを好まれる理由に通じるのではと思います。

従来BIASを深くしてA級にした場合加え直線性を確認します。、

色A級動作の直線性はAB級より良好で、TLB以上に見えます。アイドル電流は、TLB: 200mAAB: 40mAA: 2Aです。

TLBは、小信号ではA級動作、それ以上は準A級動作で。NPNとPNPはカットオフすることなく、加算された出力の音色は変化少ない思われます。

もう一つこれまでも述べてきましたが、Trans Linear Bias AMPは従来のコンプリメンタダーリントンより、直線性が良好という特徴があり、活き活きとして瑞々しい音につながっているのではと思います。